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この一年を振り返って -教育学部2年-長谷育英奨学会

2012年08月28日  : 奨学生の声 

今年1年は、色々なことに「挑戦」した年となりました。
4月には、今まで専門としてやってきたピアノを専門外とし、
7月には音楽学という私の中で新しいジャンルに専門を変えました。
7月には、ピアニストの岡田博美さんの講演会誌に音楽学者とした、
彼の弾くピアノについて書いた文章をだし、今は1月27日に大学で、
同級生や先輩、大学院生を対象にした音楽史の授業を1時間受けもつことが決まり、
その準備に四苦八苦しています。
とても忙しく、大変な毎日ですが、ピアノを専攻していた去年には味わったことのない充実感がここにはあります。
音楽学を学ぶほか、オーケストラや吹奏楽、合唱にも参加し、様々なジャンルの音楽を学び、将来の目標である教師になるべく知識を深めていく毎日です。
音楽以外にも、今年は保健・体育の教師の資格もとるべく、頑張っています。
音楽から離れ、専門外の勉強は分からないだらけですが、違う教科専門の学生たちと仲良くなったりできて、とても充実しています。
また、10月からはボランティア活動として、市内の養護学校で放課後、保護者の方々や指導員の方、他のボランティアの人達と学童保育をしています。
私の今の生活の中で、おそらく一番生き生きとした時間をここで過ごしています。精神障害の子や肢体不自由の子、その両方を持った子と、誰もが重度の障害を持っていますが、そこでの生活は毎時間が発見であり、「あ!この子はこんなこともできるんだ!!」
「この子はこんなことが好きなんだ!」と、いつも驚かされています。
そして、言葉の喋れない子の言いたいことが理解できるようになり、普段私が話しかけても反応してくれなかった子が、次第に反応するようになり、笑顔を見せてくれたりすると、涙が出るくらい嬉しいものです。
そこにいる子どもたちは、みんな可愛く純粋で、とてもきれいな心を持っています。
彼らと接することで、私は色々なことを考え、自分自身の今迄の行動を反省したりします。
彼らと過ごしていて、私は「ボランティア活動をしている」とは全く感じないし、思ってもいません。
「一緒に遊ぶために来ている」そんな感覚で、彼ら一人ひとりを友達として見ています。
おそらく、大学に入っていなかったら、このような学童という場に足を入れていないだろうし、障害者に対して否定的な視線をおくったかもしれません。
学童での生活を本当に幸せに感じています。

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