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今、思うこと長谷育英奨学会

2012年08月28日  : 貸与終了の奨学生 

私は今、教員採用試験合格を目指しながら高校で講師をしています。奨学金制度がなければ、私は教壇に立っていなかったでしょう。そう思うと不思議な気がします。
 教師になりたいと意識し始めたのは小学生の頃でした。しかし、教員免許を取得するためには大学に進学しなければならないことを知り、家の状況を考え、夢は諦め、高校入学も就職に有利になるようにと商業高校を選びました。心の中に教師になりたいという夢を持ちつつも、夢は夢、現実は現実と割り切っていたように思います。
 高校三年生の時、担任から進学を勧められたことがきっかけで諦めていた夢が心の中で大きくなりました。そして、学費の比較的かからない大学を受験し失敗、短大へ進学しました。結局、短大卒業の頃には、教師になりたい!と強く願うようになり、親と相談し、利用できる奨学金制度を探して編入学をしました。
 短大・大学のそれぞれの二年間は慌ただしく過ぎました。充実した四年間で満足はしていますが、ひとつの学校でゆとりを持って学びたかったとも思います。
 高校で進路を決めるあのとき、夢の実現を第一に考えて決定すればよかったです。簡単に諦められないのが夢だから、それならば実現への方法を考え何か問題があればその解決方法を探すようにすべきです。少なくとも、経済的な理由で夢を断念することは、あってほしくないことだと思います。
 今、短大時と大学時の奨学金を並行して返済しています。経済的には大変ですが、その返済金が次の世代の夢の実現につながっているのだと思うと頑張れます。
 私はまだ、夢の実現の途中です。楽しいことばかりではないけれど、充実した毎日で、夢を諦めなくて本当によかったと思います。だからこそ、みんなの夢の実現を応援していきたいと思います。

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