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平成七年度採用 社会人として思うこと長谷育英奨学会

2012年08月28日  : 貸与終了の奨学生 

社会人となってから、早いもので七年が経ちました。私は今、町内の保育所の保育士として、毎日子どもたちと楽しく過ごしています。
 先日、長谷育英奨学会より、文集原稿の依頼があり、何を書こうかと考えた時、ふと学生時代のことを思い出しました。高校卒業後は、岡山の短大に進学するという希望に満ちた自分。しかし、その一方で両親は学費、生活費の工面に頭を悩ませていました。当時、兄も私も私立大学に通っており、二重に支払う学費や生活費は大きな負担だったことでしょう。そんな時、長谷育英奨学会の話を高校の担任の先生より聞きました。「奨学金なんてめんどうくさい。」と正直思っていた自分。しかし、両親の負担を思うと、この制度に頼るべきだと考えを改めました。
 その後、私は短大生、そして同時に奨学生として新たな学生生活をスタートさせました。短大生活は、毎日がとても充実しており、たくさんの友達と喜びや悲しみを共感し合ったり、保育士になるための知識を四苦八苦しながら学んだりしました。今思うと、その一つ一つが私にとっての財産だったように思います。
 現在、三才児十三名のクラス担任として忙しい日々を過ごしています。子どもたちと関わる中で、私も新たな発見をしたり、純粋な気持ちになったりしています。自分が努力した分、子どもたちは大きく成長していく。一人ひとりの成長が身近に感じられる、こんなやりがいのある仕事は他にはないのでは…。
 今の自分があるのは、あの時、私を奨学生として受け入れて下さった長谷育英奨学会のの方々、その制度を勧めてくれた高校の先生、そして、私の学生生活を温かく見守り支援し続けてくれた両親のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
 今後も多くの奨学生が、社会の中で活躍していくことを願っています。           (創立十周年記念文集より)

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