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学生時代を振り返って長谷育英奨学会

2012年08月28日  : 貸与終了の奨学生 

学生時代の私にとって、長谷育英奨学会は『もう一人の親』のような存在でした。
言葉こそないものの、何とか自立しようと、もがく私を、励まし、支えてくれていました。
家族より自分の希望と、かなり我儘で無茶な選択をし、私は進学に伴い東京で一人暮らしをすることを決めました。
一人暮らしの経験もありませんし、東京に知り合いなどいません。でも私は『一人でも大丈夫』と、全く根拠のない自信を持って上京したのでした。
当初は、学校のことも生活のことも小さなことから大きなことまで全部自分でしなければならないという毎日に追われるばかりでした。
そして本当に一人でやっていけるのかと不安に苛まれたりもしました。しかし、次第に友達も増え、周辺地域の様子も何となく把握できてきた頃には、もう就職活動を始めねばなりませんでした。
しかし、そんな短期間の中でも、様々な経験を通してこれからの自分の道を定めることができたように思います。少し自立することの意味がわかったような気がしたのはその頃だったかもしれません。
今振り返っても、学生時代は本当にあっという間に過ぎていきました。楽しいことも苦しいことも全てが大切で、私の人生に欠くことのできない重要な時期だったと確信しています。
その後東京から就職により広島へ行き、四年勤務後、今年四月から念願の鳥取での勤務になりました。忙しい毎日の中にあっても自分の信念を見失わずにいられるのは、今までの経験があってこそだと思います。
これからもそのことを胸に頑張っていこうと思います。
最後になりましたが、私にとって、言わば将来を模索していた時期に長谷育英奨学会はかけがえのない存在でした。心より感謝申し上げます。
そしてこれから先も何人もの学生達が長谷育英奨学会の温かい支援を受けて将来の夢に向かっていくことでしょう。今は何かと厳しい時代ではありますが、私なりのエールを彼らに送りたいと思います。
 『人生の桧舞台は常に未来にあり』                                      (創立十周年記念文集より)

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